第22号(2000/03/08)営団地下鉄日比谷線の脱線衝突事故
 初めてテレビ画面を見たとき、私は目を疑った。何が起きたのかと思った。9日午前9時01分に発生した中目黒での営団地下鉄日比谷線の脱線衝突事故である。安全な乗り物であるという先入観をもっているうえ、このような事故が起きるとショックを隠せない。下り線の営団車両の8両目が脱線し、上り線の東武車両の5,6両目にこの脱線車両が衝突して発生し、双方の車両の側面が抉り取られた大惨事であった。


 私は、営団地下鉄のHPにリンクを貼るくらい営団地下鉄が好きである。というより鉄道、特に地下鉄には興味を持っている。それゆえに色々な報道を見ていたが、どうもお昼頃のNHKのニュースを見る限りでは、どうしてあのような状況になったのかは何度見ても理解できなかった。一通りの状況を理解できたのは夜10時のニュースステーションであった。非常に判りやすい説明であった。それまでは何がなんだか判らず、ただ抉り取られた車体を見てトンでもない事故が起きたとしか認識できなかった。


 実は私は折り返し運転をしていた日比谷線の霞ヶ関駅に行ってみた。駅は混乱しているわけでもなく、8時過ぎであったが閑散としていたという印象であった。駅員が多数をホームに出て、利用者に説明をしていた。不通になっている途中駅へのアクセスを説明したり、バスを手配したりで万策を尽くしているようであった。評価したい。
 ところで、ニュースステーションを見ていて思ったのは、運輸省の事故調査委員会が現場を検証している画像が流れていたが、線路上を先頭に歩いていた男がポケットに手を突っ込みながら歩いている姿を見て、怒りを覚えた。こんな非常識な奴が運輸省にいると思うと腹が立つ。亡くなった方が3人もいるのにこんな態度で検証をしているなんて遺族の反感を買うはずだ。絶対におかしい。


 亡くなった4人の中には麻布高校の生徒がいた。ニュースステーションでは、同校の校長と担任の会見が報道されていたが、さぞかし残念であったと思う。生徒のことを親身に考え、不慮の事故で無限の可能性を失ったこの高校生の冥福を祈りたい。会見ではあまりに突然のことで言葉が出ないという印象を受けたが、至極当然のことであろう。心中お察ししたい。


 この日の党首討論も報道されていたが、この事故発生時に小渕首相が散髪していたと批判していた議員がいたが、これはナンセンスである。内閣総理大臣の勤務時間は24時間であると聞く。散髪なんて誰でもすることであり、このようなわけの判らない討論をする時間があるのならもっと他にやることはあるはずだ。こんなことに国民から毟り取った高い税金を使っていると思うと憤りを覚える。

日比谷線 散髪10分 小渕首相 原因究明 総力尽くせ (かみひろ詠む)
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